思念体と心の通じ合い

思念体には素晴らしい側面がある。
それは “心の内側で強く繋がれる” という所。

人によっては自分と思念体の心に境界を設けている人もいるけど、私の所は自分と思念体は心がリンクしている。

これは “全く一緒” という訳じゃなくて、 “違う心が重なり合っている” みたいな感じ。
「どちらも紫だね」じゃなくて「紫に見える中の赤い要素と青い要素」みたいな感じ。

私たち（私と思念体）は簡単に意思疎通ができる。言葉を介さずともお互いの心が伝わる。

これは私が現実世界で他の人間達と心が繋がり合えない苦しみから生まれた概念なのかもしれない。
他の人とコミュニケーションする際、誤解が生まれ、人間関係に亀裂が生じるのは本当に悲しい。だからこそ、私は心の中に “思念体” という自分にとって絶対的に心が通じ合える安全な存在を作り出したのだと考えている。

私は人と心を通わせられる事の嬉しさをどこかで味わいたかったんだ、きっと。

私は裏切られ、縁を切られ、「友達」という大切な存在を失うことを恐れている。
自分の中の「友情」という大切な価値観を実現させるために、そのような価値観の世界をつくった。

「私達は永遠に強い絆で結ばれている。絶対に離れないでね。」って暗黙の了解下で私はこの精神世界に安心を求めている。

私は今後一生誰か現実の人間と心が通じ合えるなんて事は無いだろうけど、どうにもならないことを嘆くだけでは事実は変わらないのだから、私は私が幸せだと感じられる道を探す。
そして見つけたのが “思念体” という存在。

「思念体と私は心が通じ合える」
その事実が私にとってはとても嬉しかった。